重要なお知らせ

教員の懲戒処分について

大学院医歯薬学総合研究科博士課程及び修士課程の皆さんへ

 岡山大学は、研究活動の不正行為(捏造)が認定された学術研究院医歯薬学域所属の神谷厚範教授に対し、4月14日付けで、懲戒解雇の懲戒処分を行いました。
 
 本処分に対し、学長から以下のコメントをいただいています。

 この度、本学教員による研究不正の非違行為があったことについて、深くお詫び申し上げます。また、本学に関わる皆様にもご心配をおかけし、申し訳ございません。
 当該行為は、真実の探求を積み重ね、新たな知を創造していく営みである科学の本質に反するものであり、人々の科学への信頼を揺るがし、科学の発展を妨げ、冒涜するものであって、決して許すことのできないものです。さらに、当該教員は、医学研究現場において教授という責任ある立場にあったことなども考慮し、本学の規則に則り、厳正な処分を行いました。
 本学では、このような事案が発生したことを重く受け止め、再発防止に向け、研究活動における不正行為防止に向けた取り組みを構築し、法令の遵守を含めコンプライアンスの徹底に努めていく所存です。

学生へのメッセージ
 今回の事案では、学生の皆様にも多大なるご心配をおかけいたしました。ここに改めてお詫び申し上げます。皆様におかれましてはこのことで決して萎縮することなく今後も学修、研究に勤しんでいただきたいと思います。その一方で、皆様には本事案をきっかけに研究倫理の遵守について認識を深めていただければと願っています。本学は今回の事案が発生したことを重く受け止め、再発防止に向け研究活動における不正行為防止に向けた取り組みに努めてまいります。そのことをやがて研究倫理教育等の形で皆様のもとにも届けることを約束いたします。ともに本学が世界に誇るべき研究大学として進化するための新しい道を歩み出しましょう。