研究分野一覧

生体制御科学専攻

生体制御科学専攻では、分子が細胞・組織を構成し、さらに高次レベルで統合され、器官・システム・個体が階層的に構成され、秩序を保って制御を受けています。疾患はこれらの制御と統合の乱れとして理解されます。 本専攻では、生命現象を包括的に捉え、生体の制御機構を明らかにし、疾患の成立機序の解明と治療に結びつける研究を推進・展開しています。 このような研究基盤を踏まえて、ゲノム時代の研究成果の蓄積を高次生命現象の研究へと飛翔させ、ポストゲノム時代の先進的研究に邁進し、得られた成果を先端的医療へ応用・展開することのできる高度に専門的な研究者タイプの医療人を育成します。 さらに、研究能力に裏づけられた地域的・国際的な指導力を発揮することのできる高度に専門的な実地指導者タイプの医療人を養成します。

病態制御科学専攻

病態制御科学専攻では、病態を科学的に解明し、その分析結果から病態を制御する方法を創造することは医学・医療の基本的理念に基づきますが、それが効率的になされるためには、基礎医学と臨床医学の有機的な連携が不可欠である。特に先端的な医療である遺伝子治療、移植医療、放射線医療においては、基礎的なおかつ革新的な研究成果の具現化が、有効な臨床成果につながっていきます。 この専攻系は、基礎医学の成果をトランスレショナル・リサーチとしての臨床医学に取り入れてこれを再構築し、先端的な制御医学を開発・臨床応用できる人材の養成を目指すとともに、腫瘍をはじめとする病態を臨床的な視点から科学的に分析し、臨床成果に直結する臨床研究を行える人材の養成を目指します。

機能再生・再建科学専攻

機能再生・再建科学専攻では、21世紀の医療は、高度高齢化社会の到来により必然的に自己治癒能力の低下した患者への対応が要求され、且つ生活の質(quality of life)の向上という社会的要求にも応える責務があります。 硬組織及び軟組織の損傷あるいは欠損を生じた場合、その組織の機能回復には自・他家の組織、または人工材料を用いるにしても組織再生・再建が必須です。そのためには組織の形成機構ならびに機能制御の本質を臓器・組織から分子レベルまで分析・熟知する必要があります。 この専攻系は生体機能・形態を再生・再建の観点から基礎および臨床の面から総合的に研究し、新しい再生・再建医療のスペシャリスト養成を目指すとともに、同分野の専門医の養成も目標として掲げます。

社会環境生命科学専攻

社会環境生命科学専攻では、21 世紀の医学・医療が抱える問題を、人権擁護・生命倫理の観点から捉え、研究方法論の構築を通して解決の道を模索します。 また、全ての人々に保証されるべき生命と健康を脅かす環境問題、地球温暖化に伴う医学的問題、並びに新興・再興感染症など、地球規模で取り組むべき課題への解決策を探求します。 更に、確実に到来しつつある長寿社会における、社会構造並びに疾病構造の変化に対応した医学・医療を探索します。 このような点を学び・研究することにより、健康の意味と尊厳ある生活とは何かを思考する人材の養成を目指します。

薬科学専攻